開発思想

発売ニュース ラボコンは、’82年(昭和57年)に日本で最初の歯科技工所専用システムとして開発されて以来、組織ラボに絶大な支持を頂いてきました。
その優れたDNAを受け継ぎ、最新のWeb方式を取り入れ販売管理に工程管理、材料管理、グループウェアの機能を加え、新たにe-Labocomとして誕生しました。

 その開発に当たり、設計思想の中核に据えたのは
単なる伝票発行機を作るのではなく、「人は弱いもので、どうしても間違いを犯す」ということを前提とし、人の脆弱な部分を認識したうえで、その対策を講じ、うっかりミス、ポカミスなどヒューマンエラーをどう防ぐかという事でした。
 これはラボコンシリーズの変わらぬ思想です。

 今回さらに、e-Labocomでは、「コンピューターが一人一台」のネットワーク時代に対応し、各部門にコンピューターが導入されたとき必要な、「リアルタイム」「見える化」をコンセプトにデザインを行いました。

 例えば、受注の山積み状況山積みがわかるようになったため、技工現場ではどの工程が多く有り、どう割り振れば良いか検討することができます。
 また、これから作る製作物における先生の要望事項や指示事項が表示され、それを確認した上で製作することが可能です。

 同時に、作業の進捗状況が把握でき、残っている工程は、「どこの先生のどの患者の補綴か」ということも表示できます。

 タイムスケジュールで、いま誰がどの補綴のどの工程の作業をしているかが10分刻みでリアルタイムにわかります。そして、請求できる作業は、売上処理時伝票に自動的に出力されます。勿論個人の技工記録もポイントとして出力できます。
また、先生の要望があれば「技工録」も必要な時にいつでも出力できます。

 さらに、今成長している会社は、情報の「共有化」がキーワードになっています。
 e-Labocomは、販売管理のみでなく、工程管理、消耗材料管理、などに加え得意先との電子メールや、社員との簡易メモ、社内行事や連絡事項のお知らせ機能、アイディアを積み上げられる掲示板などのグループウェアの機能を有しており、社内の情報の共有化を図れるように作りました。

 これらは、いずれもラボの経営課題を、「ITで、どうすれば解決に役立つか」という視点で開発しています。この開発思想は、「ラボコンソリューション」として、自社の「経営課題の解決に役立つシステム」として、ユーザーから高い評価を頂いております。